取手市のピアノ教室「音楽教室もみの木のうた」の
音楽療法士&ピアノ講師の坂上(さかうえ)明子です
ご訪問ありがとうございます
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今日は雨模様。
庭のお花達にとっては優しい雨です。
教室で出会っている子で、キラキラ輝きながら
ピアノを弾きたくて仕方ない姿をみて
嬉しい私。
自閉症スペクトラムの高校生。
先日「先生、ぼく ラバーズコンチェルトを弾いて
嬉しかったです」と何年も経った今言い始める。
この子は、小学校高学年の頃色々学校で困った
ことをやりはじめた。
友達と 上手くいかないし
先生から 注意 指導を受ける日々。
おかあさんは、その度謝りにいくという
辛い日々を送っていた。
この子が認められることは、少なくて
余計、やってはいけない ことを
してしまう、悪循環をうんでいた。
ピアノ大好きなのに
ピアノの先生からも、理解されない
日々で 辛かったのです。
でも この子は辛いと言えないで
周りに困ったことをしてしまったのでした。
私のところに来たのはそんな時、
私の目の前で沢山、やってはいけないことを
したけど、この子は変わる 良い方向に
変わると思いました。
次々と童謡を弾いてくれました。
めちゃくちゃに 見えるし、
実際丁寧さは、なかったけど
この子は、ピアノを弾くことが嬉しくて
嬉しくて仕方ないのが 私にはよくわかったのです。
きらめく感性を持っていました。
レッスンをしていくと、キチンと練習して
くるようになってきた。
相変わらず、ふざけているけど 楽しい子
ですがピアノに向かうと真剣なのです。
私は学校で何が嬉しいか聞いてみたところ
「ラバーズコンチェルトが嬉しかった。音楽で
聴きました。」と言って大きな声でメロディー
を歌いはじめた。
そうか!この子が ラバーズコンチェルトを
弾けたら、どんなに 喜びを実感できることが
できることか。次の週から 弾きやすくアレンジ
された、この曲のレッスンに入りました。
ちゃんと練習してくるようになりました。
私はおかあさんに「この子が学校で聴いた
ラバーズコンチェルトが好きで 一生懸命
練習して弾けるようになったことを、
先生にお伝えしたらどうでしょう?」
と話し、おかあさんは誠実に先生に伝えて
いきました。
学校の先生は、この子のピアノを聴いてくださり
沢山褒めてくださいました。
そして、学校で「ラバーズコンチェルト」を
この子がピアノでお友達と合奏し6年生を送る会で演奏する機会を与えて下さったのです。ちゃんと皆で演奏できることで
お友達も 先生もこの子の良いところを認めてくれたの
です。
おかあさんは、私に涙ぐみながら
その喜びを教えてくださいました。
ピアノを練習して弾けることで、
この子の世界は広がりました。
上手く言葉で言い表せなくても
できる。人と一緒に楽しめる。
ピアノを弾くこと、音楽に真剣に
向かうことが、この子の人生が豊かに
広がりました。
今も ピアノをしっかり楽しんでいます。
音楽が こどもに大きな影響を与えていく
そのようなことがあります。
今は目に見えない、どうしようもなく
見えることも、音楽で希望を持つことが
できます。
こどもと、ご家族と一緒に しっかり
育てていけたらと思います。
ご一緒に音楽でこそだてしませんか?
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