取手市のピアノ教室「音楽教室もみの木のうた」の
音楽療法士&ピアノ講師の坂上(さかうえ)明子です
今日もご訪問ありがとうございます。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
星野富弘さんという画家がいます。
星野さんは、事故で首から下が動かなくなって
しまいましたが、口で筆を加えて、美しい
作品を描いていらっしゃいます。
そして書かれた詩の細やかで正直なことに
気がつかされることがあります。
私自身障がいを持つ子の母親で、子育てをしながら
通ってきた道を思い出しました。
今は、障がいをもつ、心配を抱えたおかあさんに
寄り添うような詩と出会いました。
『花の詩画集-鈴の鳴る道』より
病院で、障害がなおらないと言い渡されて泣き明かしたあの日。
せめて、このくらいはできるようになって欲しいと
望み、やっぱりできるようにはならないかとあきらめた、あの日。
三歳になってやっと歩いたことを、お赤飯を炊いて
祝い、笑いにあふれたあの日。
いくつもの あの日 たち。
障がいのある我が子と共に生きてきた あの日たち。
でも、ふりかえってみれば、心に残るあの日たちを
彩っていたのは、いつも同じ、たくさんの平凡な
できごとのつらなり。
思い出してみてください。
こどもの手をひいて歩く道ばたでみつけた たんぽぽ。
障がい宣告に、ぼうぜんてして立ちつくす
病院の玄関で、ほほをやさしくなでてくれた風。
輝くような新緑を吹きすぎてくる風。
健康なこどもと混じって、わが子が遊ぶ砂場の
横を、行列で進んでいく蟻。
思いまどいながら閉める雨戸のむこうに
今まさに沈もうとする、真っ赤な夕日。
障がいを理由に幼稚園の入園を断られて
とぼとぼ歩く帰り道。
見知らぬ人にかけられた「ずいぶん大きくなったね」
という ひと言。
涙の出るような優しいことば。
平凡なことの中にこそ、宝物がかくされています。
小さなできごとの中に、大きな真実が かくされ
ています。
目に見えないほどの小さな発達は
何ものにも代えがたい 大きな喜びにもなりえます。
それを発見する、視点さえ持つことができれば。
言語聴覚士の中川信子先生のご著書の中に
書かれていた、私だけが、なぜと苦しむ
おかあさん達を思い大切にされている
そうです。
澄みきった心で一点の曇りなく書かれた
ことばを大切にしたい。
障がいを持つ、こども達にかかわる方に
読んでいただきたいと思いました。
明日は今日よりきっと良い日でしょう。
音楽教室では、障がいのある子も定型発達の
子も、のびのび音楽を楽しんでいます。
お子さんの今を大切にしていきます
ご一緒に音楽を楽しみたい方に
最適です。
お問い合わせ、お申し込み
ongakunoie@gmail.com